不凍液で親族連続殺人、起訴の夫婦を詐欺容疑で再逮捕…生命保険金2580万円だまし取った疑い
読売新聞 / 2025年1月17日 12時26分
東京都台東区の夫婦が不凍液に含まれる化学物質を飲ませて親族4人を殺害したとして逮捕された事件で、警視庁は17日、親族3人を病死と装って生命保険金をだまし取ったとして、元会社役員の細谷健一(43)、妻・志保(38)の両被告(いずれも殺人罪で起訴)を詐欺容疑で再逮捕した。
発表によると、両被告は共謀して2018年1~6月に死亡した健一被告の母・八恵子さん(死亡当時68歳)、姉・美奈子さん(同41歳)、父・勇さん(同73歳)の3人を病死と装い、同8月29日に生命保険会社に請求書類を提出。翌9月に3人の保険金約2580万円を詐取した疑い。警視庁は両被告のスマートフォンを解析し、LINEのやり取りなどから関与を裏付けた。
両被告は昨年2~11月、3人と次女・
健一被告は勇さんの死亡直前、ホテルなどを運営する親族経営の皮革加工会社「ホソヤ産業」(台東区)の社長に就き、その後、10階建ての自宅マンションや土地などを相続していた。
警視庁は、会社の経営権継承のほか遺産相続や保険金などの金銭目的で3人を殺害したとみて、詳しい経緯を調べていた。
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