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トランプ次期大統領と習近平・国家主席が電話会談…通商問題・合成麻薬・TikTokなど議題

読売新聞 / 2025年1月18日 1時7分

習近平氏とトランプ氏=ロイター

 【ワシントン=向井ゆう子、北京=吉永亜希子】米国のトランプ次期大統領は17日、中国の習近平シージンピン国家主席と電話会談を行った。昨年11月の米大統領選後、双方が電話会談の実施を公表するのは初めて。トランプ氏はSNSに「多くの問題を共に解決することを期待する」と投稿し、対話を重視する姿勢を示した。

 トランプ氏はSNSで、米中の通商問題、合成麻薬「フェンタニル」、中国発の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」などを議題に協議したことを明らかにした。「習主席と私は、世界をより平和で安全にするため全力を尽くす」とし、米中で協力する重要性を強調した。

 新華社通信によると、習氏は会談でトランプ氏の再選に祝意を示し、「中米関係が良好なスタートを切ることを望む」と述べた。「両国関係が大きな進展を遂げるよう推進したい」とも語った。米中首脳が戦略対話を通じ、主要な議題について定期的な協議を行うことでも一致したという。

 一方、中国が「核心的利益の中の核心」とする台湾問題を巡っては、「中国の国家主権と領土の一体性に関わる問題であり、米側は慎重に対処することを望む」と強調した。「貿易関係の本質はウィンウィンで、対立や衝突は我々の選択とすべきではない」とも訴えた。

 「米国第一」を掲げるトランプ氏は、これまで関税を武器に中国を揺さぶる構えを示してきた。中国からの輸入品に60%の関税を課すと主張し、中国は警戒を強めている。

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