1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

高たんぱくで筋肉にいいちくわ「ちっくすパック」開発…PRに若女将が「美ボディ」コンテスト出場

読売新聞 / 2025年2月2日 17時8分

ちくわと腹筋をあらわす「シックスパック」を合わせて商品名にした「ちっくすパック」

 神奈川県小田原市浜町の老舗カマボコ店「伊勢兼商店」が、筋肉にいいちくわ「ちっくすパック」を作った。その良さを身をもって証明してPRするため、同店の若女将おかみが筋肉美を競うコンテストへの挑戦を続けており、売り上げは好調だという。

 ちっくすパックは、通常のちくわに入っているでんぷんを使わず、ほぼ魚肉で作ったちくわ。高たんぱく質、低脂肪で、筋肉を大きくするのに即効性があるという。ちくわと、隆々とした腹筋をあらわす「シックスパック」を合わせて商品名にし、昨年6月に発売した。

 同商店の杉山勇人社長(35)は高校時代、ラグビーに打ち込んだ経験があり、その後も趣味でジムに通っては筋力トレーニングをしていた。筋肉アップには、プロテインや鶏肉の摂取が欠かせないと信じて疑わなかったが、「魚のたんぱく質だって筋肉にいいはず」と思いついた。小田原特産の板付きカマボコは需要が減少しており、これに代わるような商品もほしかった。

 勇人さんの妻瑞希さん(35)は、夫の影響でダイエット目的のジム通いをしていただけだったが、PRのために一念発起。2023年10月からトレーナーを付けて、魚肉たんぱくを摂取しながら美しい筋肉を付けるトレーニングに挑戦した。東京都内で昨年9月に開かれたコンテストに出場し、バランスの取れた筋肉の発達具合などを評価する部門でトップ10に入った。SNS上では挑戦の様子も発信。「おいしい体づくり」などとアピールしている。

 ちっくすパックは全国に通信販売されているが、小田原の店頭だけでもこれまでに3万パック(1パック6本入り、税込み378円)以上売れた。若年層を狙った商品だったが、魚肉たんぱく質は吸収率も高いという評価もあって、医師に薦められた高齢者がまとめ買いするケースもあるという。

 「これからも魚肉たんぱくは体にいいことを伝え、小田原を元気にしていきたい」と、瑞希さんは話す。今年も夏にあるコンテストに、優勝を目指して挑戦することにしている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください