ドラマ化の人気漫画、盗用疑惑をコミック編集部が否定 「著作権の侵害や剽窃という事実は一切ない」

「コミックエッセイ劇場」公式Xアカウントより（@comicessay）

KADOKAWAのコミックエッセイ編集部は2025年2月3日、人気漫画「メンタル強め美女白川さん」がアイデアを盗用しているのではないかという指摘がXで上がっていたことについて、「著作権の侵害や剽窃という事実は一切ない」とXで否定した。

コミックエッセイ編集部、事実関係を詳細に確認

漫画家・獅子さんの漫画「メンタル強め美女白川さん」は、22年4月にテレビ東京系でドラマ化された人気作品だ。俳優・井桁弘恵さんが主演を務めた。

同作を巡っては、ある漫画家が1月中旬にXで投稿していた内容で注目を集めた。「メンタル強め美女白川さん」の内容がアイデアを盗用しているのではないかという疑惑を伝えるものだった。この投稿は2月4日までに削除されている。

KADOKAWAのSNSアカウント「コミックエッセイ劇場」は2月3日、「コミックエッセイ編集部」の名義で、この件に言及する発表文をXに掲載。そこで、次のようにコメントしている。

「当編集部は、弊社法務部と共に、著者と編集部の制作当時のやりとりや記録等を精査し、事実関係を詳細に確認いたしました。そのうえで、著作権の侵害や剽窃という事実は一切ないことを確認しております。また、それが確認できる制作当時のやりとりも弊社に保存されています」

同編集部は、「本件につきまして、著者は、作品を楽しみにしてくださっている読者の皆様へのご説明が遅れたことやご心配をおかけしてしまったことに大変心を痛め、大きな精神的負担を感じているところです」と説明。

その上で、漫画の表現について、「創作活動においては、多くの作品が紡ぎ出された歴史の中で、繰り返し用いられた要素がございます。その中で、それぞれの作家は、独自の解釈や表現を加えながら日々作品を生み出しており、著者も、同様に創作に励んでおります」と述べている。