トランプ米大統領の給与税減税案、無効になってない＝経済顧問

　５月１９日、ハセット米大統領経済顧問は、新型コロナウイルスに関連した追加経済対策に給与税減税を盛り込むトランプ大統領の案について、「決して無効にはなっていない」と述べた。写真はホワイトハウスで４月撮影（２０２０年　ロイター／Kevin Lamarque）

［ワシントン　１９日　ロイター］ - ハセット米大統領経済顧問は１９日、新型コロナウイルスに関連した追加経済対策に給与税減税を盛り込むトランプ大統領の案について、「決して無効にはなっていない」と述べた。

ハセット氏はＦＯＸニュースのインタビューで「次の交渉段階に進むなら、大統領には自身が求める措置を盛り込む方法がある」と述べ、「私と同様、大統領は経済に関し、給与税（減税）が雇用主側にとって非常に大きなプラスの刺激になると考えている」と語った。

上院共和党トップのマコネル院内総務は１９日、議会がこれまでに承認した３兆ドルの対策が十分かどうか見極める必要があるとし、追加対策についての判断は数週間先になる可能性があるとの見方を示した。

ハセット氏は「われわれは状況を見ながら計画を立てている。状況を見ながら待っているのではない」とし、「追加対策が必要なら検討する。しかし、すでに必要な措置を講じたと思われる状況になれば、それで十分ということになるかもしれない」と述べた。