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ユーロネクスト取引再開、前日の障害サイバー攻撃の可能性否定

ロイター / 2020年10月21日 4時20分

欧州の取引所運営会社ユーロネクストは20日、前日にシステム障害で取引が停止したパリやアムステルダムなどの傘下の市場が円滑に再開したと明らかにした。パリ近郊で2018年5月撮影(2020年 ロイター/Charles Platiau)

[ロンドン/パリ 20日 ロイター] - 欧州の取引所運営会社ユーロネクスト は20日、前日にシステム障害で取引が停止したパリやアムステルダムなどの傘下の市場が円滑に再開したと明らかにした。

19日に発生したシステム障害でアムステルダム、リスボン、パリ、ダブリンなどの傘下取引所の現物株、デリバティブ、商品先物の取引が停止。ユーロネクストは19日中に再開する方針を示していた。

ユーロネクストはロイター宛てに送付した電子メールで、障害が発生したのは「サードパーティーが関与する部分」で、ユーロネクストのプラットフォームに問題はなかったと表明。障害の原因は、技術的な問題でデータ管理システムの1つが影響を受けたことだったとし、サイバー攻撃の可能性を否定した。

ユーロネクストは、再発防止策をすでに取ったとしている。

19日はシステム障害で午前中に3時間以上にわたり取引が停止。午後に入って解決したものの、取引終了間際に問題が再発した。ユーロネクストの広報担当者は、19日の障害でキャンセルされた取引の額について明らかにしていない。

ユーロネクストは欧州で6つの取引所を運営。マーケット構造を専門とするアナリスト、アニシュ・プアー氏は「1つのプラットフォームが複数の取引所の基盤となっていることにリスクがある」と指摘。今回の障害を受け、1つの運営会社が多数の取引所を運営するリスクが浮き彫りになった。

今回のユーロネクストのシステム障害は、今年に入ってから世界で少なくとも5回目の大規模な障害。今月初めには東京証券取引所でも大規模なシステム障害が起きている。

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