ＩＣＣのシステムにハッカー侵入、被害状況などは不明

　９月１９日、オランダのハーグに本部がある国際刑事裁判所（ＩＣＣ）は１９日、コンピューターシステムが先週末にハッカーの侵入を受けたと明らかにした。同本部で２０１１年３月撮影（２０２３年　ロイター/Jerry Lampen）

Toby Sterling　Stephanie van den Berg

[ハーグ １９日 ロイター] - オランダのハーグに本部がある国際刑事裁判所（ＩＣＣ）は１９日、コンピューターシステムが先週末にハッカーの侵入を受けたと明らかにした。

オランダ当局の支援を得て「事件分析と影響軽減」を続けているとの声明を出したが、被害がどれほど深刻なのか、対処済みかどうかや背後関係などは明らかにしていない。

オランダ司法省によると、同国の国家サイバーセキュリティーセンターが捜査協力している。

ＩＣＣは３月、ウクライナから子どもの連れ去りの疑いで、ロシアのプーチン大統領に逮捕状を出し注目を集めた。ＩＣＣには機密性の高い文書が保存されており、犯罪証拠から保護された証人の名前まで含まれている可能性があるものの、システムのどの部分にアクセスがあったかは公表していない。