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サウジの国際投資会議、中国出席者が去年から倍増へ

ロイター / 2023年10月20日 13時41分

サウジアラビアの首都リヤドで24日開幕する国際投資会議「未来投資イニシアチブ(FII)」は、中国からの出席者が約300人と、昨年から倍増する見通しだ。写真は2022年10月、リヤドで撮影(2023年 ロイター/ Ahmed Yosri)

Pesha Magid

[リヤド 19日 ロイター] - サウジアラビアの首都リヤドで24日開幕する国際投資会議「未来投資イニシアチブ(FII)」は、中国からの出席者が約300人と、昨年から倍増する見通しだ。FIIのリチャード・アティアス最高責任者(CEO)が19日明らかにした。米国の懸念をよそに、サウジと中国の関係が深まっていることの表れだ。

パレスチナ自治区ガザの戦争で湾岸地域にも影響が及びかねないとの懸念が高まっているが、アティアス氏によると出席をキャンセルしたのは15人程度にとどまっている。

FIIは、経済多角化の構想を掲げるサウジのムハンマド皇太子が、投資誘致を視野に2017年に開始した。

米大手金融機関トップなど西側の投資家が会議の主役で、今年も米JPモルガンのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)、米シティグループのジェーン・フレーザーCEOの他、英HSBC、英スタンダード・チャータードなど世界の大手銀行幹部が訪れる見通しだ。

アティアス氏によると、韓国の尹錫悦大統領らも出席を予定している。

ただ、複数の要因が重なってサウジと米バイデン政権との関係は近年ほころんでいる。ムハンマド皇太子は昨年暮れ、中国の習近平国家主席をサウジに招くとともに、中国とアラブ諸国との初の首脳会議をリヤドで開催し、米国への反抗姿勢を露わにした。

アティアス氏は、中国からの出席者急増は「中国・アラブ首脳会議に呼応したものだ。勢いがある」と述べた。

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