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午後3時のドルは157円近辺へ下落、けん制発言で円安一服 一時5カ月ぶり高値

ロイター / 2024年12月20日 15時45分

12月20日、午後3時のドルは157円付近と、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の水準で取引されている。写真は米ドルと円の紙幣。2022年9月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)

Atsuko Aoyama

[東京 20日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 157.03/157.04 1.0366/1.0367 162.78/162.79

午前9時現在 157.65/157.66 1.0363/1.0366 163.38/163.40

NY午後5時 157.43/157.45 1.0362/1.0364 163.13/163.17

午後3時のドルは157円付近と、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の水準で取引されている。日銀の利上げ観測後退などを手掛かりにドルは一時5カ月ぶり高値を更新したが、7月に付けた38年ぶり高値となる160円台が次第に迫ると介入警戒感が強まり、加藤勝信財務相らのけん制発言も急速な円安に歯止めをかけた。

前日の日銀金融政策決定会合後に買いが勢いづいたドルは、朝方の157円半ばから実需の買いもあり一時157.93円まで上昇、海外時間に付けた5カ月ぶり高値を再び更新した。ただ、その後は「158円乗せには至らなかったことで、投機筋や輸出勢の売りが出た」(国内銀の為替セールス担当)という。

加藤勝信財務相は20日の閣議後会見で、最近の円安について、一方的で急激な動きがみられるとの認識を示した。市場では「実弾投入はまだ先だろうが、介入警戒感は少しずつ強まっている」(外銀関係者)として、ドルを売り戻す一因になったとの指摘が聞かれた。

午後に入り、三村淳財務官も財務省内で記者団に「行き過ぎた動きに対しては適切な対応を取りたい」と述べ、「投機的な動きも含めて、憂慮している」と語った。

りそな銀行で資金証券部市場トレーディング室のクライアントマネージャーを務める広兼千晶氏は、財務相と財務官がそろって「口先介入してきている。介入警戒感が高まっている」と述べた。

総務省が発表した11月全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は前年同月比2.7%上昇と、事前予想の2.6%上昇を小幅に上回ったが、円相場の反応は限定的だった。

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