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米国株式市場=上昇、PCE前月比の伸び鈍化受け 週間では下落

ロイター / 2024年12月21日 7時21分

米国株式市場は上昇して取引を終えた。2021年1月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して取引を終えた。この日発表された米個人消費支出(PCE)価格指数や、連邦準備理事会(FRB)当局者の発言により金利の先行き懸念が和らいだ。

米商務省が発表した11月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比2.4%上昇し、伸びは前月の2.3%から加速。同時に、物価の「瞬間風速」を示すPCEの前月比は0.1%上昇と、伸びは10月の0.2%から鈍化。さらに、変動の大きい食品とエネルギーを除く基調インフレも前月比で6カ月ぶりの小幅な伸びとなった。

市場はFRBが2025年は3月に最初の利下げ、10月までに追加利下げを実施すると予想している。データ発表前は、25年12月までに2回目の利下げが行われる確率は約50%だった。

インフラストラクチャー・キャピタル・アドバイザーズ(ニューヨーク)のジェイ・ハットフィールド最高経営責任者(CEO)は「PCEとFRBのハト派的な発言が、『タカ派的利下げ』に対する過剰反応を相殺したに過ぎない」と述べた。

ダウ工業株30種とS&P総合500種は、1日の上昇幅としては11月6日以来の大きさを記録した。

それでも週足では、S&Pは1.99%、ナスダック総合は1.78%、ダウは2.25%、それぞれ下落した。

S&P主要11セクターはいずれも幅広く上昇。1.8%上げた不動産セクターがけん引した。

低金利の恩恵を受ける可能性が高い小型株で構成するラッセル2000指数は0.9%上昇した。

この日は、株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプシ

ョン取引の3つの取引期限満了日が重なる「トリプルウィッチング」に

当たり、出来高とボラティリティーが高まった。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.84対1の比率で上回った。ナスダックでも2.12対1で値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回った。

米取引所の合算出来高は215億8000万株。直近20営業日の平均は148億7000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 42840.26 +498.02 +1.18 42296.26 43216.03 42146.3

3

前営業日終値 42342.24

ナスダック総合 19572.60 +199.83 +1.03 19190.04 19758.61 19168.3

8

前営業日終値 19372.77

S&P総合500種 5930.85 +63.77 +1.09 5842.00 5982.06 5832.30

前営業日終値 5867.08

ダウ輸送株20種 15891.99 +32.54 +0.21

ダウ公共株15種 986.32 +14.76 +1.52

フィラデルフィア半導体 4964.91 +71.44 +1.46

VIX指数 18.36 -5.73 -23.79

S&P一般消費財 1870.88 +2.60 +0.14

S&P素材 536.53 +6.60 +1.25

S&P工業 1128.15 +12.55 +1.12

S&P主要消費財 865.68 +1.06 +0.12

S&P金融 804.29 +11.02 +1.39

S&P不動産 254.26 +4.54 +1.82

S&Pエネルギー 638.92 +5.57 +0.88

S&Pヘルスケア 1603.10 +19.25 +1.22

S&P通信サービス 344.45 +1.57 +0.46

S&P情報技術 4669.54 +70.51 +1.53

S&P公益事業 385.43 +5.80 +1.53

NYSE出来高 39.21億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 38985 + 275 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 38885 + 175 大阪比

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