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スウェーデン中銀、予想通り0.25%利上げ 追加措置も示唆

ロイター / 2023年9月21日 19時3分

 9月21日、スウェーデン中央銀行は、政策金利を予想通り0.25%引き上げ4.0%とした。写真はストックホルムの同行前で2016年8月撮影(2023年 ロイター/Violette Goarant)

[ストックホルム 21日 ロイター] - スウェーデン中央銀行は21日、政策金利を予想通り0.25%引き上げ4.0%とした。インフレ率を目標の2%に戻すには追加措置が必要な可能性があると表明した。

中銀は声明で「正しい方向に向かって進展しているが、インフレ圧力は依然として高すぎる」と指摘。「政策金利の見通しは一段の利上げの可能性を示している」との認識を示した。

利上げは8会合連続。8月の総合インフレ率は4.7%と目標の2%を大きく上回っている。

ロイター調査でアナリストは0.25%の利上げを予想していたが、11月に再び金融引き締めを行うかどうかについては見方がほぼ二分していた。

中銀はまた外貨準備の一部をヘッジするために80億ドルのドル売りと20億ユーロのユーロ売りを実施し、クローナを買い入れることを決定したと発表した。中銀は通貨クローナが過小評価されているとの見方を示している。

スウェーデンクローナは最近、対ユーロで最安値水準をつけた。中銀は、米国の急速な利上げ、スウェーデン経済へのリスク、一部市場参加者の投資戦略が通貨安の要因と指摘。「クローネ安持続に対する思惑が最近の為替レート動向の一因で、いったん反転すれば比較的急速に上昇する可能性がある」との見方を示した。

スウェドバンクは「中銀は11月を最後に利上げを終了する」との見方を示した。

キャピタル・エコノミクスのアナリストは、あと一度の利上げを予想したが、来年は中銀予想よりも「早く、急速に」利下げを開始する可能性が高いと指摘。「国内の住宅不況と深刻な景気後退は、来年早期の利下げ開始を示唆している」と述べた。

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