ウクライナ、情報当局者2人を解任 横領容疑で調査

１１月２０日、 ウクライナ政府は国家特殊通信・情報保護局（ＳＳＳＣＩＰ）のユーリ・シチホリ局長（写真）とビクトル・ゾラ副局長を解任した。キーウで９月撮影（２０２３年　ロイター/Ivan Lyubysh-Kirdey）

[キーウ　２０日　ロイター] - ウクライナ政府は２０日、国家特殊通信・情報保護局（ＳＳＳＣＩＰ）のユーリ・シチホリ局長とビクトル・ゾラ副局長を解任した。タラス・メルニチュク政府代表がテレグラムへの投稿で明らかにした。

解任の報道より１時間弱ほど前に検察当局は、シチホリ氏とゾラ氏を横領の容疑で調査していると発表した。２０２０年から２２年にかけて両氏を含む６人が６２００万ウクライナフリブナ（１７２万ドル）を横領した疑い。

ＳＳＳＣＩＰは政府における通信の安全確保やサイバー攻撃からの防衛を担っている。

シチホリ氏はフェイスブックへの投稿で、自分の無罪が立証されると確信していると表明した。ゾラ氏のコメントは得られていない。