中国、エネルギー施設更新への投資呼びかけ

中国国家発展改革委員会は２１日、エネルギー移行を後押しするため、設備の更新への投資を増やすよう呼びかけた。建設中の石炭火力発電所、陝西省で昨年１１月撮影。（2024年　ロイター/Ella Cao/File Photo）

[北京 ２１日 ロイター] - 中国国家発展改革委員会は２１日、エネルギー移行を後押しするため、設備の更新への投資を増やすよう呼びかけた。

エネルギー施設更新への投資を２０２３─２７年に２５％増やす必要があると主張。こうした投資は国務院が３月に開始した設備の更新と消費財の下取りを促進するプログラムを支えることになるとしている。同プログラムは景気回復がもたつく中、投資と消費を押し上げることを目的としている。

今回の計画では、省エネ、石炭火力発電所の柔軟性、再生可能エネルギー・送電網技術といった分野への投資を呼びかけている。政府はこうした分野への投資が石炭発電から低炭素発電への移行でカギを握るとの考えを示している。

また金融機関に対し、設備の更新に対する支援を強化し、製造業への中・長期融資を拡大するよう求めた。