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日経平均は3日続伸、高値更新し800円高 日米中銀会合を通過し安心感

ロイター / 2024年3月21日 16時3分

 3月21日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比812円06銭高の4万0815円66銭と3日続伸して取引を終えた。写真は2020年10月、都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Noriyuki Hirata

[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比812円06銭高の4万0815円66銭と3日続伸して取引を終えた。日米の中銀会合を通過した安心感から買いが優勢となり、取引時間中と終値ベースで史上最高値を更新した。

日経平均は507円高でスタートし、寄り付きから史上最高値を更新。その後も上げ幅を拡大し、後場には一時819円高の4万0823円32銭に上昇した。前日の米株高を背景に、東京エレクトロンなど半導体関連株や大型株を軸に幅広く買われた。

日銀会合を通過したことによる出尽くし感に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内3回の利下げ見通しが維持され、過度な警戒感が後退した。事前には政策金利見通しでの利下げ回数の減少が警戒されていた。

ドル/円が19日の大引け時点より円安で推移したことや、時間外取引の米株先物がしっかりだったことが投資家心理を支えた。米半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーが市場予想を上回る第3・四半期売上高見通しを示し、時間外取引で株高となったことが半導体株の買いを誘った側面もあった。

相場全体では物色の傾向がはっきりしないとの受け止めは多く、イベント通過に伴うポジションの巻き戻しが中心との見方もあった。

市場では「直近の上昇は勢いがついており、一段高はあるかもしれない」(岡三証券の松本史雄チーフストラテジスト)との声が聞かれた。一方、史上最高値に向けて上昇していた2月上旬に比べ、売買代金のピークが切り下がってきているとし「持続力は不透明」(岡三証券の松本氏)との見方もあった。   TOPIXは1.64%高の2796.21ポイントで取引を終えた。バブル後高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比1.65%高の1439.17ポイントで昨年来高値を更新した。プライム市場の売買代金は5兆9014億2800万円だった。東証33業種では、値上がりはパルプ・紙や銀行、卸売など30業種で、値下がりは海運や陸運、食料品の3業種だった。 アドバンテストやニデックは堅調。三井物産やトヨタ自動車は昨年来高値を更新した。一方、ファナック、KDDIは軟調だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.3%高の755.8ポイントと続伸した。新規上場のトライアルHLDGの初値は公開価格を30.2%上回る2215円だった。その後、初値を下回る2200円で取引を終えた。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1121銘柄(67%)、値下がりは484銘柄(29%)、変わらずは51銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き   安値/高値  

日経平均 40815.66 +812.06 40511. 40,452.

55 19─40,82

3.32

TOPIX 2796.21 +45.24 2781.7 2,780.6

8 1─2,799.

13

プライム指数 1439.17 +23.38 1431.4 1,431.4

0 0─1,440.

51

スタンダード指数 1289.00 +11.96 1284.5 1,284.5

1 1─1,289.

95

グロース指数 949.22 +10.93 948.16 945.48─

954.40

グロース250指数 755.80 +9.73 754.62 752.43─

760.53

東証出来高(万株) 221465 東証売買代金(億 59014.

円) 28

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