ロシア、独自の宇宙ステーション打ち上げへ ISSから脱退
ロイター / 2021年4月22日 9時9分
4月21日、ロシアが、2030年までに新たな宇宙ステーションを打ち上げる構えを見せている。写真は2018年10月、ソユーズから切り離された国際中ステーション。ソユーズから撮影。提供写真(2021年 ロイター/NASA/Roscosmos)
[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアが、2030年までに新たな宇宙ステーションを打ち上げる構えを見せている。米国との緊密な協力関係に終止符を打ち、独自の宇宙開発を進める方針という。
ロシアの宇宙開発を担当する「ロスコスモス」のトップ、ドミトリー・ロゴージン氏は、インタファックス通信に対し「計画通り2030年に軌道に乗せることができれば、大きな突破口となるだろう。ロシアは世界の有人宇宙開発に新たな一歩を踏み出す意志がある」と述べた。
ロシアは、1998年に国際宇宙ステーション(ISS)を打ち上げて以来、米国ほか16カ国と協力してその運営に当たってきた。ただ、このところの米ロ関係は、人権問題やサイバー攻撃を巡って冷え込んでいる。
ボリソフ副首相はテレビ番組で、ロシアは2025年にISSの運営から離脱する方針を、関係各国に伝えると明らかにした。
ロゴージン氏によると、新たな宇宙ステーションは軌道の関係で強い放射線にさらされるため、宇宙飛行士は常駐しない見通し。人工知能(AI)やロボットを活用する。外国の利用も認めるが、あくまで独自開発路線を取るという。
インタファックス通信は匿名の関係筋の話として、ロシアはこの計画に最大60億ドルを投じる方針だと報じた。
この記事に関連するニュース
-
スカパーJSATが静止軌道の宇宙ステーション「Yamato」構想を出展 - 第1回SPEXA
マイナビニュース / 2024年5月1日 7時30分
-
衛星等の輸送サービス提供に向け日通NECロジスティクスとパートナーシップを強化
PR TIMES / 2024年4月24日 14時15分
-
2021年にISSから投棄された人工物の一部が大気圏再突入後に米国の民家へ落下
sorae.jp / 2024年4月18日 21時21分
-
JAXAを退職した若田光一氏、米Axiom Spaceの宇宙飛行士兼CTOに就任
マイナビニュース / 2024年4月10日 22時6分
-
ベラルーシの女性飛行士帰還 ISSからロシア宇宙船で
共同通信 / 2024年4月6日 19時19分
ランキング
-
1バイデン氏発言に抗議=「外国人嫌い」に「残念」―日本政府
時事通信 / 2024年5月4日 6時54分
-
2米CIA長官がエジプト入り=ガザ休戦で協議か
時事通信 / 2024年5月3日 21時42分
-
3世界初 「月の裏側のサンプル採取」に挑戦 中国の無人月面探査機発射成功
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月3日 20時44分
-
4CIAバーンズ長官、カイロ入り ガザ休戦交渉が本格化へ
共同通信 / 2024年5月4日 10時48分
-
5韓国慰安婦訴訟で追加提訴 日本政府に損害賠償請求
共同通信 / 2024年5月3日 17時6分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください