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ローマ教皇、イスラエルとハマスの紛争を「テロ行為」と批判

ロイター / 2023年11月23日 1時27分

ローマ教皇フランシスコは、イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争に絡んでハマスの人質になっているイスラエル人の親族と、パレスチナ自治区ガザに家族がいるパレスチナ人とそれぞれ面会した。22日、バチカン市で撮影(2023年 ロイター/Vatican Media/­Handout via REUTERS)

[バチカン市 22日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは22日、イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争に絡んでハマスの人質になっているイスラエル人の親族と、ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに家族がいるパレスチナ人とそれぞれ面会した。教皇は紛争に関し、戦争を越えて「テロ行為」になっていると批判した。

教皇は面会後にバチカンのサンピエトロ広場での一般謁見で、紛争で「双方が苦しんでいる」様子を直接聞いたと語った。これは用意された原稿にはなかった文言だ。

「これが戦争がすることだ。しかし、戦争を超えてしまった。これは戦争ではない。これはテロ行為だ」と非難した。その上で双方が「結局は皆殺しにするような激情で突き進まないように」と祈るように求めた。

イスラエルのラファエル・シュッツ駐バチカン大使は、教皇と面会したイスラエル人の家族らとの記者会見で、教皇の発言に直接言及することは避けたいとしながらも「単純な違いがある。一方は殺人や性的暴行を行い、自国側にいる人々に配慮していない。もう一方は自衛の戦争をしている」と語った。ほとんどの人は教皇の発言は面会後だったため、内容を知らなかったと説明した。

一般謁見の間、パレスチナ人のグループは白い布に包まれた遺体の写真とともに「ナクバは続いている」というプラカードを掲げた。

ナクバとはアラビア語で大災厄を意味し、1948年のイスラエル建国を巡る戦争でパレスチナ人が強制的に移住させられ、土地を奪われたことを指す。

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