米、ガザ市民の強制移住に反対＝特使

米国のサターフィールド中東人道問題担当特使は、パレスチナ自治区ガザからパレスチナ人を他国に強制移住させることについて、米政権は反対しているという認識を示した。２２日、ガザ南部で撮影（２０２３年　ロイター/Ibraheem Abu Mustafa）

［２２日　ロイター］ - 米国のサターフィールド中東人道問題担当特使は２２日、パレスチナ自治区ガザからパレスチナ人を他国に強制移住させることについて、米政権は反対しているという認識を示した。

サターフィールド氏はレバノンのテレビ局アルジャディードに対し、イスラエルの軍事作戦によってガザ南部への退避を強いられた市民を「可能な限り北部に帰還させる必要がある」と語った。

さらに、米国はイスラエルの作戦が成功することを望んでいるとしたほか、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対し、状況をエスカレートさせることを回避したいのであればイスラエルへのミサイル射撃を停止するよう警告した。