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米原油輸出の伸び、24年は減速の見通し 世界需要低迷で

ロイター / 2024年8月22日 12時26分

 8月21日、米国の原油輸出はここ数年堅調な伸びを見せていたものの、2024年は減速する見通しだ。写真は石油タンカー。米ニューヨークで2022年3月撮影(2024 ロイター/Mike Segar)

Arathy Somasekhar

[ヒューストン 21日 ロイター] - 米国の原油輸出はここ数年堅調な伸びを見せていたものの、2024年は減速する見通しだ。世界の需要低迷を背景に国内生産は新型コロナ禍以来の小幅な増加にとどまるとみられる。

24年の米原油輸出は現時点で前年同期比3.5%増の日量平均420万バレルと、2015年以来の小幅な増加率となっている。23年は前年比13.5%増だった。米原油輸出はコロナ禍で需要が減少した21年を除き毎年増加してきた。ただ、シェール生産企業が株主還元を重視し、設備投資を抑えていることが響き、24年の伸びは2.3%にとどまりそうだ。

米エネルギー調査会社ケプラーのアナリストは「供給の伸びの鈍化と、とりわけアジアからの需要減少が重なって減速している」と分析した。

24年の米国の沖合での原油生産は米石油大手シェブロンのメキシコ湾での新規事業「アンカー」などで小幅増加する見通し。一方、今年の世界の需要は特に中国で鈍化し、ケプラーのデータによれば、中国向けの米国産原油輸出は現時点で30%以上落ち込んでいる。シンガポールや欧州向けの輸出も軒並み減少している。

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