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男、妻子殺害認める=ロープで窒息死―新潟地裁

時事通信 / 2024年10月29日 11時53分

 新潟市の自宅で2021年、妻=当時(29)=と長女=同(1)=を窒息死させたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた無職渡辺健被告(31)の裁判員裁判の初公判が29日、新潟地裁(小林謙介裁判長)であった。同被告は殺人の起訴内容は認める一方、事件以前に睡眠薬を飲ませて2人を殺害しようとしたとする起訴内容については「殺そうとしたわけではない」と否認した。

 公判は11月12日に結審し、判決は同22日の予定。

 検察側は冒頭陳述で、被告は職場の同僚の女性と不倫関係にあり、障害となっていた妻子を排除するために殺害に及んだと主張した。

 起訴状などによると、渡辺被告は21年11月7日、自宅で妻春香さんと長女純ちゃんの首をロープで絞め、窒息させて殺害。これに先立つ同3月には2人を殺害しようと考え、妻が飲む飲料に睡眠薬を混入。飲料を飲んだ妻が長女と車で外出するのを止めず、交通事故を起こさせたとされる。 

[時事通信社]

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