兵庫知事選、３１日告示＝過去最多、７人出馬へ

　兵庫県の斎藤元彦前知事（４６）の失職に伴う知事選が３１日告示される。斎藤氏のほか、前同県尼崎市長の稲村和美氏（５１）、清水貴之参院議員（５０）、共産党が推薦する医師の大沢芳清氏（６１）らが名乗りを上げており、立候補者数は過去最多の７人となる見通し。前知事のパワハラ疑惑などを巡り混乱した県政の立て直しが争点となる。投開票は１１月１７日。

　県議会は９月、斎藤氏への不信任決議を全会一致で可決。これを受け、同氏が失職を選んだため、出直し知事選の実施が決まった。

　知事選を巡り、県議会最大会派の自民党は候補者擁立が難航し、自主投票となった。立憲民主党の県議らで構成する「ひょうご県民連合」は稲村氏を推す。清水氏は所属していた日本維新の会を離党したが、維新系の県議は清水氏を支援する。

　斎藤氏らのほか、政治団体「ＮＨＫから国民を守る党」党首の立花孝志氏（５７）、会社社長の福本繁幸氏（５８）、会社社長の木島洋嗣氏（４９）も出馬を表明している。　

［時事通信社］