ロシア市民、銃乱射事件の犠牲者追悼 死者137人に

モスクワ郊外のコンサートホールでの銃乱射事件を受け、ロシアでは２４日が服喪の日となり、多数の市民が事件現場に献花に訪れたり追悼式に参列した（２０２４年　ロイター／Maxim Shemetov）

[モスクワ ２４日 ロイター] - モスクワ郊外のコンサートホールでの銃乱射事件を受け、ロシアでは２４日が服喪の日となり、多数の市民が事件現場に献花に訪れたり追悼式に参列した。死者は１３７人となり、国内の襲撃事件としてはここ２０年間で最も多くの死者が出た。

負傷者は１８２人に上り、１００人強が病院で治療を受けている。一部は重体という。

プーチン大統領は共犯者全員を処罰すると表明。過激派組織「イスラム国」（ＩＳ）が犯行声明を出しているが、ＩＳには言及していない。

ロシア西部ブリャンスク州で拘束された実行犯４人を含む１１人について「逃亡をはかり、ウクライナに向かった。国境を越えるための窓がウクライナ側に用意されていたという暫定的な情報がある」と述べた。

ウクライナは関与を否定。

ロシアメディアや通信アプリ「テレグラム」が掲載した動画で容疑者の一人は、襲撃に５０万ルーブル（５０００ドル強）の報酬を約束されていたと述べた。

米ホワイトハウスはＩＳに襲撃の全責任があると指摘している。