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メタ、第2四半期見通し低調 AI投資で費用拡大 株価大幅安

ロイター / 2024年4月25日 7時31分

米メタ・プラットフォームズが24日示した第2・四半期の売上高見通しの中央値が市場予想を下回った。22日撮影(2024年 ロイター/Annegret Hilse)

[24日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズが24日示した第2・四半期の売上高見通しの中央値が市場予想を下回った。人工知能(AI)製品が業績を大きく押し上げるという期待がしぼむ可能性がある。

メタの株価は引け後の取引で約15%下落し、時価総額は約1兆ドルに縮小した。アルファベットも3%、スナップは6%超、マイクロソフトは2%、それぞれ下げた。

第2・四半期の売上高見通しは365億─390億ドルのレンジで、中間値は378億ドルと市場予想の383億ドルを下回った。

同時に、新たなAI製品やそれに絡むインフラ拡充への多額の支出を理由に2024年の費用見通しを変更した。

設備投資額見通しは300億─400億ドルとした。従来予想は350億─370憶ドルだった。総費用見通しは960億─990億ドルとした。従来は940億─990億ドルだった。  

マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で「新製品から収益を得るようになる前にAIに注力することで投資は拡大する」と説明した。

インサイダー・インテリジェンスのアナリスト、ジャスミン・エンバーグ氏は「投資家は拡大するAI投資に懐疑的だ。回収に数年かかる投資もある」と指摘した。

同時に発表した第1・四半期決算は、売上高が365億ドルで、市場予想の362億ドルとほぼ一致した。

傘下サービスのフェイスブック、インスタグラム、メッセンジャー、ワッツアップのいずれかを利用した1日当たりのアクティブユーザー(DAP)は7%増加した。伸びは前四半期の8%増から鈍化した。

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