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トヨタ、純利益を上方修正=4.5兆円、円安など寄与―25年3月期

時事通信 / 2025年2月5日 18時15分

 トヨタ自動車は5日、2025年3月期連結業績予想(国際会計基準)を上方修正し、純利益を4兆5200億円(従来予想3兆5700億円)と1兆円近く引き上げた。認証不正やリコール(回収・無償修理)に伴う減産の影響がほぼ解消し生産・販売が堅調に推移するほか、円安も寄与する。

 売上高に当たる営業収益は47兆円(従来予想46兆円)、本業のもうけを示す営業利益は4兆7000億円(同4兆3000億円)にそれぞれ上方修正した。

 宮崎洋一副社長は生産・販売現場の改善努力の成果を強調し、「稼ぐ力をもう一段引き上げるめどが見えてきた」と説明した。

 営業利益予想の前期と比べた主な内訳は、労務費や研究開発費などが8950億円、資材価格の高騰や仕入れ先の基盤強化が3150億円のそれぞれ減益要因となる。一方、円安など為替で5400億円、原価改善で2900億円利益が押し上げられる。

 ダイハツ工業や日野自動車を含むグループ全体の世界販売台数見通しは1085万台に据え置いた。通期の想定為替レートは1ドル=152円(同147円)、1ユーロ=164円(同161円)と、それぞれ円安方向に見直した。

 同時に発表した24年4~12月期連結決算は、営業収益が前年同期比4.9%増の35兆6735億円、純利益は3.9%増の4兆1003億円と同期で初めて4兆円台に乗せた。一方、営業利益は13.2%減の3兆6794億円と2年ぶりにマイナスとなったが、過去2番目の高水準だった。 

[時事通信社]

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