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ハンガリー中銀が利下げ幅縮小、通貨下落不安で従来の1%から0.75%に

ロイター / 2023年10月25日 13時6分

ハンガリー国立銀行(NBH、中央銀行)は10月24日、主要政策金利を75ベーシスポイント(bp)引き下げ、12.25%とすることを決めた。写真はハンガリーフォリント紙幣と100ユーロ紙幣。2014年2月撮影(2023年 ロイター/Bernadett Szabo)

Krisztina Than

[ブダペスト 24日 ロイター] - ハンガリー国立銀行(NBH、中央銀行)は24日、主要政策金利を75ベーシスポイント(bp)引き下げ、12.25%とすることを決めた。

海外市場の不透明感増大に伴って通貨フォリントが下落しやすい状況が続いており、従来から利下げ幅を縮小した。

中銀は5月以降これまでは、5回連続で100bpの利下げに動いてきた。今年序盤に25%を超えた物価上昇率が鈍化したためだ。9月の物価上昇率は12.2%。

今回の声明で中銀は「強いディスインフレとハンガリー(経済の)脆弱性低下によって、NBHは政策金利引き上げを通じて金融環境を整え続けることが可能となっている」と説明。一方で対外リスクの高まりという観点では、慎重な対応と利下げのペースダウンが妥当だとの見解を示した。

中銀のビラグ副総裁は、今後の政策決定はデータ次第で着実な形になると指摘。年末の政策金利が11%前後になるという市場関係者の見通しは、今の状況を踏まえると「現実的」に見えると述べた。

ビラグ氏は、総合ベースの物価上昇率は12月までに7─8%前後に減速すると予想し、これでプラス領域の実質金利は確実に上昇すると付け加えた。

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