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日経平均は小幅反発、クリスマスや年末で見送りムード

ロイター / 2024年12月25日 16時2分

 12月25日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比93円58銭高の3万9130円43銭と小幅に反発して取引を終えた。都内の株価ボードで2月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 25日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比93円58銭高の3万9130円43銭と小幅に反発して取引を終えた。クリスマス休暇で今晩の米国株式市場が休場となるほか、年末年始を控えて国内外の機関投資家が積極的な買いを見送る中、日経平均は一日を通してもみ合いに終始した。東証プライム市場の売買代金は3営業日連続で3兆円台、今年3番目の薄商いとなった。

日経平均は米株高を好感し131円と反発して寄り付いたが、その後は薄商いの中で買い材料も見当たらず失速し、3万9000円を挟んだ一進一退の値動きが継続した。市場参加者が少ないことで上値を追う動きにはならず、日経平均の値幅は上下253円にとどまった。

後場には日銀の植田和男総裁が経団連の審議員会で講演したが、従来通りの見解を繰り返す内容となったため、市場の反応は限定的だった。

市場では、年内の日経平均は3万9000円付近でのレンジ相場が継続するとの見方が少なくなかった。「年内は相場を大きく動かすようなイベントを控えていないため、売買が見送られている」(SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長)という。

東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し0.24%高の2733.86ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.24%高の1406.99ポイント。プライム市場の売買代金は3兆1697億5400万円と今年3番目の薄商いとなった。

東証33業種では、輸送用機器、非鉄金属、鉄鋼など19業種が値上がり、電気・ガス、銀行、食料品など14業種が値下がりした。

主力株ではトヨタ自動車が後場急伸し、4.57%高となった。同社が自己資本利益率(ROE)の目標を2倍の20%に引き上げると日本経済新聞電子版が報じたことが材料視された。そのほか、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングもしっかり。コナミグループ、第一三共は売られた。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.21%高の631.46ポイントと、小幅に反発した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが861銘柄(52%)、値下がりは726銘柄(44%)、変わらずは56銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 39130.43 +93.58 39168.52 38,927.16─39,180.59

TOPIX 2733.86 +6.60 2730.96 2,707.60─2,733.86

プライム市場指数 1406.99 +3.37 1405.31 1,393.50─1,406.99

スタンダード市場指数 1252.48 +0.16 1254.99 1,247.74─1,255.13

グロース市場指数 807.02 +0.97 808.63 803.70─814.18

グロース250指数 631.46 +1.34 632.23 628.70─637.18

東証出来高(万株) 176895 東証売買代金(億円) 31697.54

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