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ガザでのワクチン接種活動を一時停止、避難命令受け =国連高官

ロイター / 2024年8月27日 5時20分

イスラエルが25日にパレスチナのガザ地区中部デイルアルバラに新たな避難命令を出したことを受け、世界保健機関(WHO)によるガザでのポリオワクチンの接種活動を26日に一時停止したと、国連高官が匿名で明らかにした。写真はイスラエル・ガザ国境付近で23日撮影(2024年 ロイター/Florion Goga)

Michelle Nichols

[国連 26日 ロイター] - イスラエルが25日にパレスチナのガザ地区中部デイルアルバラに新たな避難命令を出したことを受け、世界保健機関(WHO)によるガザでのポリオワクチンの接種活動を26日に一時停止したと、国連高官が匿名で明らかにした。

WHOは24日、ガザの推定64万人の子どもたちにワクチン接種のキャンペーンを開始する準備を進めていた。WHOによると、ガザで生後10カ月の乳児に2型ポリオウイルスによる麻痺の症状が出た。ガザでは25年ぶりの症例としている。

高官は「現在の状況では支援活動はできない」とし「今朝の時点で私たちはガザで活動していない」と述べた。高官によると、イスラエルが数カ月前にガザ南部ラファから避難を命じた後、国連はガザ地区の主要な活動拠点と多くの国連要員をデイルアルバラに移動したという。職員を迅速に移す必要があったため、備品は残したままの移動になったと言及した。

高官は、現地の職員は方法を見つけて活動継続を試みるよう指示されており、活動は正式に中止されてはいないと述べた。「私たちは(ガザを)去るつもりはない」とし、「住民のニーズと、国連要員の安全や安心のニーズのバランスを取ろうとしている」と言及した。

ガザで医療支援などに取り組む国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の幹部職員は、イスラエルの設定する人道支援地域が縮小しており「われわれはガザのますます狭い地域に押し込められている」として、同様の問題を抱えていると指摘した。

イスラエル国防省傘下の「占領地政府活動調整官組織(COGAT)」はコメント要請にすぐには応じなかった。

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