ウーバーにオランダ当局が制裁金2.9億ユーロ、個人情報の移転巡り

　オランダのデータ保護局（ＤＰＡ）は８月２６日、米ウーバーテクノロジーズに対し、２億９０００万ユーロ（３億２４００万ドル）の制裁金を科すと発表した。２０２０年３月、仏パリで撮影（２０２４年　ロイター/Gonzalo Fuentes）

Stephanie van den Berg

[アムステルダム ２６日 ロイター] - オランダのデータ保護局（ＤＰＡ）は２６日、米ウーバーテクノロジーズに対し、２億９０００万ユーロ（３億２４００万ドル）の制裁金を科すと発表した。

欧州で運転手として働く人たちの個人情報を米国に送った際、適切な保護措置を取らなかったとし、欧州の一般データ保護規則（ＧＤＰＲ）の違反にあたると判断した。

調査はフランスの１７０人超の運転手が仏当局に人権団体を通じて訴えたことがきっかけとなった。ウーバーは欧州本社をオランダに置いているため、ＤＰＡに転送された。

ウーバーはデータ移転はＧＤＰＲを順守していたとし、今回の決定に不服を申し立てると明らかにした。