アルセロール・ミタル、第2四半期利益予想上回る 需要予測引き下げ

７月２７日、世界第２位の鉄鋼メーカー、アルセロール・ミタルが発表した第２・四半期決算は、中核利益が予想を上回った。南アフリカ・ミドルバーグの同社工場で２０１７年６月撮影（２０２３年　ロイター/Siphiwe Sibeko）

［ブリュッセル ２７日 ロイター］ - 世界第２位の鉄鋼メーカー、アルセロール・ミタルが２７日発表した第２・四半期決算は、中核利益が予想を上回った。今年の鉄鋼需要見通しを下方修正した。

中国を除く世界の鉄鋼需要は今年、１─２％増加すると見込んだ。米国の金利上昇と欧州の建設活動の低迷により、従来予想（２─３％増）を引き下げた。

アディティヤ・ミタル最高経営責任者（ＣＥＯ）は「市場環境の改善と最近の戦略的買収を受けて、上半期は好調な業績を実現できた」と述べた。

第２・四半期の中核利益は２６億ドルと、前年同期の半分の水準だった。同社がまとめた予想の平均２５億ドルはやや上回った。