エリオットとサウスウエスト航空、経営課題巡り9月9日に初協議
ロイター / 2024年8月27日 13時12分
物言う投資家として知られる米ヘッジファンドのエリオット・インベストメント・マネジメントと米サウスウエスト航空は26日、サウスウエストの経営課題や改革について9月9日に初めて協議の場を持つと発表した。写真はマウイで2023年8月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)
Svea Herbst-Bayliss
[ニューヨーク 26日 ロイター] - 物言う投資家として知られる米ヘッジファンドのエリオット・インベストメント・マネジメントと米サウスウエスト航空は26日、サウスウエストの経営課題や改革について9月9日に初めて協議の場を持つと発表した。
ただ、エリオットは投資家向けに、その後の推移によってはプロキシーファイト(委任状争奪戦)を続行する可能性があることも表明した。
エリオットはサウスウエストの議決権の約9.7%に相当する株式を保有している。臨時株主総会の開催を求めるのに必要な10%に近づいている。
サウスウエストは声明で「当社が協調的な解決策に到達するために取り組む中で、持続的な株主価値を創出する意見について協議するための機会を歓迎する」と表明した。同社はまた9月26日に投資家向け説明会を開く。
一方でエリオットは投資家向け書簡で、サウスウエストには「より良い将来」のため新たな外部の経営者が必要で、経営陣の交代を採決する臨時株主総会の開催を求める可能性があると表明。サウスウエストの経営陣が同社と株主にとって最善の経営計画を打ち出せなければ、経営陣の刷新を働きかけると強調した。
エリオットは今月、サウスウエストの取締役15人中10人を交代させる計画を打ち出した。エリオットが取締役候補として指名した10人には、ヴァージン・アメリカの元最高経営責任者(CEO)デービッド・クッシュ氏やエア・カナダの元CEOロバート・ミルトン氏らが名を連ねている。
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