米大統領補佐官がコロナ陽性、トランプ氏への感染リスクなし
ロイター / 2020年7月28日 4時17分
米ホワイトハウスは27日、オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たものの、トランプ大統領やペンス副大統領への感染リスクはないと明らかにした。5月撮影(2020年 ロイター/JOSHUA ROBERTS)
[ワシントン 27日 ロイター] - 米ホワイトハウスは27日、オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たものの、トランプ大統領やペンス副大統領への感染リスクはないと明らかにした。
ホワイトハウスは声明で「オブライエン氏には軽い症状があり、自主隔離し、安全な場所から業務にあたっている」とし、「正副大統領が感染したリスクはない。国家安全保障会議の業務にも支障は出ていない」とした。
ホワイトハウス高官によると、オブライエン氏は過去数日、トランプ大統領と接触はなかったという。
トランプ大統領は記者団に対し、オブライエン氏には最近会っていなかったとし、検査でいつ陽性は反応が出たのかも知らなかったと述べた。
大統領側近では最上位の高官の感染例となる。ホワイトハウスではこれまでにトランプ氏の身の回りの世話をする軍所属のスタッフやペンス副大統領の報道官らも感染している。
米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は記者団に対し「オブライエン氏と先週話した」とし、「症状は軽いもようだ。彼の娘が先に感染したと認識している」と語った。
関係筋によると、オブライエン氏の感染がホワイトハウス内で事前に知らされていなかったため、一部スタッフの間では驚きが広がった。ホワイトハウスでは定期的にコロナ検査が実施されていることから、大統領執務室のあるウエストウイングではマスク着用は徹底されていないという。
オブライエン氏は54歳。ジョン・ボルトン氏の後任として昨年9月に就任した。7月中旬にフランス革命記念日(バスティーユ・デー)の式典に出席するためにパリを訪問した際、フランスのマクロン大統領と会っている。
*内容を追加しました。
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