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自動車ステランティス、イタリアで2500人削減へ 希望退職制度で

ロイター / 2024年3月27日 12時39分

 3月26日、欧州の自動車大手ステランティスはイタリアで少なくとも2500人を削減する希望退職制度に合意したと、労組が26日発表した。写真はステランティスのロゴ。フランスのベリジー=ビラクブレーで19日撮影(2024 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[ミラノ 26日 ロイター] - 欧州の自動車大手ステランティスはイタリアで少なくとも2500人を削減する希望退職制度に合意したと、労組が26日発表した。自動車業界のクリーンエネルギー移行に欠かせない変革に対応するのが狙い。

労組UILMによると、トリノでは奨励金を導入して最大1520人を削減する。うちミラフィオーリ工場では300人が削減されるほか、事務職も733人減らす。

また労組FIOMによると、ステランティスは中部カッシーノの組み立て工場で最大850人を削減し、プラトーラセッラのエンジン製造工場でも最大100人を減らす希望退職の取り決めに合意した。

ステランティスの広報担当者は、トリノとプラトーラセッラの人員削減計画で合意したことを確認した。カッシーノの組み立て工場については合意を認めなかったが、先週労組と合意した枠組みに基づいて今後数日以内に国内の他の事業所でも合意が結ばれる見通しだと述べた。

退職はあくまで自主的に行われ、定年間近の従業員や新たな就労機会を探している従業員が主な対象だという。

ステランティスはイタリアの従業員数が約4万3000人で、うち約1万5000人が北西部のトリノで勤務している。

ステランティスは他の主要拠点でも従業員を削減しており、先週は米国で約400人を削減すると発表した。

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