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中国小鵬汽車、最初の格安EVを発売 1万6813ドルから

ロイター / 2024年8月28日 12時6分

 8月27日、中国の新興電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車(シャオペン)は、低価格のサブブランド「MONA(モナ)」の最初のモデルとなるハッチバッククーペ「M03」を発売した。写真は「MONA(モナ)」の「M03」。北京で撮影(2024 ロイター/Florence Lo)

[北京 27日 ロイター] - 中国の新興電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車(シャオペン)は27日、低価格のサブブランド「MONA(モナ)」の最初のモデルとなるハッチバッククーペ「M03」を発売した。価格は1万6813ドルからに設定。競争の激しい主流セグメントに参入した。

M03は同社の最も手頃な価格のモデルで、中国の自動車販売台数の3分の1を占める10万─15万元(1万4035─2万1052ドル)の価格帯の他社EVと競合する。

M03には2つのタイプがあり、高度な自動運転技術を搭載していないエントリーモデルは価格が1万6813ドルから。米EV大手テスラ並みの技術を搭載した「M03マックス」は最低価格が2万1866ドル。いずれもシャオペンブランド最安値のセダン「P5」(2万2000ドルから)よりも安い。

共同創業者で最高経営責任者(CEO)の何小鵬氏は「20万元(2万8068ドル)未満で高度な自動運転が可能な唯一のモデル」であるM03マックスの納車は来年初めに開始すると述べた。

モナの投入で、赤字のシャオペンはスケールメリットによる収支の均衡を目指している。同社は以前、モナの年間販売台数は少なくとも10万台を見込んでいると発表していた。

シャオペンは今年1─7月の販売台数が前年同期比20%増えたことと、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)への技術サービス提供に伴う売上高の増加により、今年の売上高総利益率が改善している。

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