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午前の日経平均は小反落、米エヌビディア決算待ちで方向感出ず

ロイター / 2024年8月28日 12時9分

 8月28日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比89円10銭安の3万8199円52銭と、小幅に反落した。写真は都内にある東京証券取引所で2020年10月撮影(2024 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Hiroko Hamada

[東京 28日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比89円10銭安の3万8199円52銭と、小幅に反落した。米エヌビディアの決算発表を控えて様子見姿勢が強まり、日経平均は方向感に乏しい値動きとなった。日銀の氷見野良三副総裁の発言が伝わったが、大きな変動はみられなかった。

日経平均は前営業日比67円安と小幅安でスタートした後、小幅高に転じる場面があった。ただ、すぐにマイナス圏に沈み、147円安の3万8141円49銭で安値を付けた。その後は3万8200円を挟んでもみ合いが続いた。前場の値幅は190円程度にとどまった。物色動向としては自動車株がしっかりだったほか、個別材料を手掛かりにした売買もみられた。

日銀の氷見野副総裁は28日、金融資本市場に関して引き続き不安定な状況にあり、当面はその動向を極めて高い緊張感を持って注視していく必要があると述べた。

市場では「基本的には植田和男総裁や内田真一副総裁の発言内容に沿うコメントで、マーケットはある程度織り込んでいたのではないか。株式市場は米エヌビディア決算への関心が高く、持ち高を一方向に傾けづらい状況」(SMBC信託銀行の投資調査部長・山口真弘氏)との声が聞かれた。

一方、「為替の動きに着目した機械取引は続いているとみられ、引き続きドル/円にらみの展開は続きそうだ」(外資証券・アナリスト)との指摘も出ていた。

TOPIXは0.08%安の2678.53ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆6363億9000万円だった。東証33業種では、輸送用機器、医薬品、精密機器など7業種が値上がり。パルプ・紙、鉱業、石油・石炭製品など26業種は値下がりした。

個別では、主力のトヨタ自動車が3%超高と堅調だった。ソニーグループは1%超高でしっかり。傘下のゲーム子会社、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が27日、日本国内で家庭用ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」と関連周辺機器を9月2日から値上げすると発表し、手掛かりとなった。

指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅安、ソフトバンクグループは1%超安だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり384銘柄(23%)に対し、値下がりが1211銘柄(73%)、変わらずが50銘柄(3%)だった。

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