原油先物は反発、地政学リスク巡る懸念で
ロイター / 2024年8月28日 12時14分
8月28日、アジア時間の原油先物は前日の大幅安から反発。リビア・中東情勢を巡る供給懸念と世界的な燃料需要を巡る懸念が交錯し、このところ値動きが激しくなっている。写真はナイジェリアのラゴスにある石油精製所に原油を運ぶタンカー。ラゴスで昨年12月撮影(2024 ロイター/Seun Sanni)
[28日 ロイター] - アジア時間の原油先物は前日の大幅安から反発。リビア・中東情勢を巡る供給懸念と世界的な燃料需要を巡る懸念が交錯し、このところ値動きが激しくなっている。
0209GMT(日本時間午前11時09分)時点で、北海ブレント先物は0.25ドル(0.31%)高の1バレル=79.80ドル。米WTI原油先物は0.17ドル(0.23%)高の75.70ドル。
前日は2%超下落した。米国と中国の経済成長鈍化を背景にエネルギー需要が減少するという懸念が強まった。それまでは3営業日にわたって7%超上昇していた。
リビア・中東情勢を背景にした供給逼迫リスクが引き続き最大の懸念材料となっている。
ANZのアナリストは「地政学的リスクが依然として市場に漂っている」と指摘した。
国家分裂状態にあるリビアでは中央銀行総裁人事や石油売却収入を巡る対立で、油田の操業停止が広がっている。
また、パレスチナ自治区ガザではイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続いており、停戦協議に具体的な打開の兆しはほとんどない。
市場筋によると、米石油協会(API)が27日公表した23日までの週の米原油在庫は前週比340万7000バレル減少した。ガソリン在庫は186万3000バレル減、留出油在庫は140万5000バレル減だった。
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