アップル、印ストリーミング市場でシェア拡大へ エアテルと提携

　８月２８日、米アップルは、インドの通信会社エアテルと提携し、エアテルのプレミアム顧客に音楽・動画のストリーミングサービスを無償提供する。写真は3DプリントされたアップルTVのロゴ。２０２１年５月撮影（２０２４年　ロイター/Dado Ruvic）

［ベンガルール　２８日　ロイター］ - 米アップルは、インドの通信会社エアテルと提携し、エアテルのプレミアム顧客に音楽・動画のストリーミングサービスを無償提供する。エアテルが２７日発表した。

エアテルのプレミアムＷｉＦｉプランとポストペイド（使用した分を後で支払う方式の契約）プランの契約者は、年内にアップルＴＶ＋とアップルミュージックを利用できるようになる。

インドのエンターテインメント市場は２８０億ドル規模。財閥のリライアンス・インダストリーズが米娯楽大手ウォルト・ディズニーと国内メディア事業統合計画を発表するなど、競争が激しくなっている。アップルＴＶ＋は大半が英語のコンテンツでインド市場でのシェアは小さい。国内通信事業者の契約に組み入れることでユーザー拡大を図る。

エアテルの契約数は約２億８１００万。リライアンス傘下のジオは約４億８９００万。