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韓国の「贖罪」像、事実なら国際儀礼上許されない=菅官房長官

ロイター / 2020年7月28日 17時28分

 7月28日、菅義偉官房長官(写真)は午後の記者会見で、従軍慰安婦問題を象徴する少女像の前に、安倍晋三首相をモチーフにしたとされる、ひざまずいて謝罪する男性像が韓国の私立公園内に設置されたことに関して、事実であれば国際儀礼上、許されないとの見解をあらためて表明した。写真は2019年9月、東京の首相官邸で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 28日 ロイター] - 菅義偉官房長官は28日午後の記者会見で、従軍慰安婦問題を象徴する少女像の前に、安倍晋三首相をモチーフにしたとされる、ひざまずいて謝罪する男性像が韓国の私立公園内に設置されたことに関して、事実であれば国際儀礼上、許されないとの見解をあらためて表明した。

菅官房長官は、像が設置されたことについて「日本政府はその事実を確認する立場ではない」と述べた。その上で「もし事実であれば、国際儀礼上、許されない」と語った。

同日午前の会見では「仮に報道が事実なら、日韓関係に決定的な影響を与える」と述べたが、午後の会見では、そうした発言はなかった。

韓国メディアの報道によると、男性像は韓国北東部の江原道にある私立の「韓国自生植物園」の園内に設置された。設置者は像に関して「永遠の贖罪(しょくざい)」と題したと説明しているという。

この植物園の園長は、共同通信の取材に対し、像は私費を投じて造ったと述べた上で、「安倍首相を特定して造ったものではなく、謝罪する立場にある全ての男性を象徴したものだ」などと話した。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために政府が手当した布マスクに関して、新たに8000万枚を介護施設などに向けて生産することになったが、菅官房長官はコストについて、すでに介護施設などに配布した7000万枚と合わせて247億円になると発表した。

また、コロナ感染拡大に伴うストレスなど心理的な影響に関して、厚生労働省が本格的な調査を始めることも明らかにした。菅官房長官は、今年9月から調査を開始し、年内には調査結果を取りまとめ、今後のケアに役立てたいと語った。

(田巻一彦)

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