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仏大統領、EU・メルコスルFTAに不満表明 「気候対策必要」

ロイター / 2024年3月28日 13時0分

3月27日、ブラジルを訪問中のマクロン仏大統領は、ブラジルなど南米諸国の関税同盟メルコスル(南部共同市場)と欧州連合(EU)が交渉中の自由貿易協定(FTA)について、現状では気候問題への対応が不十分で「非常に悪い協定」だとの認識を示した。写真はサンパウロで講演するマクロン氏(2024年 ロイター/Amanda Perobelli)

Sarah Morland

[27日 ロイター] - ブラジルを訪問中のマクロン仏大統領は27日、ブラジルなど南米諸国の関税同盟メルコスル(南部共同市場)と欧州連合(EU)が交渉中の自由貿易協定(FTA)について、現状では気候問題への対応が不十分で「非常に悪い協定」だとの認識を示した。

マクロン氏はサンパウロの財界人との会合で「現在交渉中の形では双方とって非常に悪い協定だ」とし「生物多様性や気候問題への配慮が一切ない。私たちの目標と現実を踏まえ、開発・気候・生物多様性に責任を持つ貿易協定という新しい協定を締結しよう」と述べた。

ブラジルは協定に署名する用意があるとしているが、フランスは繰り返し留保を表明。EUの厳格な基準を満たさない牛肉などの農産物の輸入が認められると国内農家が反対していると主張している。

ブラジルのアダジ財務相は同じ会合で「まだ時間はある。昨年末に機会を失ったのは事実だが、この協定を諦めてはならない」とし、同国のルラ大統領がこの協定に多くの時間を費やしており、今後も欧州市場との緊密な関係に投資していくと述べた。

欧州当局者は今月、7月までに「決定的な進展」があり得ると指摘している。

マクロン氏はブラジル企業に対しフランスへの直接投資を大幅に増やすよう呼びかけたほか、両国がアフリカなど域外市場への投資で協力できる可能性があるとの認識を示した。

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