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スイス中銀の外貨売却、第4四半期は急減 インフレ鈍化で

ロイター / 2024年3月28日 19時47分

スイス国立銀行(中央銀行)は28日、2023年第4・四半期に227億スイスフラン(250億ドル)相当の外貨を売却したと発表した。チューリヒの本店、21日撮影。(2024年 ロイター/Denis Balibouse/File Photo)

[チューリヒ 28日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)は28日、2023年第4・四半期に227億スイスフラン(250億ドル)相当の外貨を売却したと発表した。

第3・四半期の376億フランから急減した。インフレの鈍化が背景。

中銀は輸入インフレを抑制するため、外貨を売却しフラン高を誘導してきた。この政策が奏功し、インフレ率は9カ月連続で中銀の目標レンジ(0─2%)内に収まった。中銀は先週「インフレとの闘いは効果的だった」と表明した。

SNBのデータによると、第4・四半期の外貨売却額は22年第3・四半期以降で最低。

UBSのエコノミスト、マキシム・ボテロン氏は、市場の関心は政策金利に集まっているとした上で、「為替レートが上下いずれかに急激に動けば、フラン安かフラン高かに応じて外貨の売却や購入の引き金になる可能性がある」と述べた。

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