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欧州の住宅ローン規制緩和、貸し手のリスク高める=ムーディーズ

ロイター / 2025年1月28日 17時59分

 1月28日、大手格付け会社のムーディーズは、欧州の複数の国で実施されている住宅ローン規制の緩和により貸し倒れリスクが高まっており、長期的には貸し手の信用力にとってマイナスとするリポートを公表した。アイルランド・コークで2018年撮影(2025年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

Iain Withers

[ロンドン 28日 ロイター] - 大手格付け会社のムーディーズは28日、欧州の複数の国で実施されている住宅ローン規制の緩和により貸し倒れリスクが高まっており、長期的には貸し手の信用力にとってマイナスとするリポートを公表した。

リポートによると、英、スイス、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの6カ国の銀行規制当局は2022年以降、住宅ローンの融資制限を緩和する措置を取っている。

フィンランドとノルウェーはLTV(住宅資産価値に対するローンの比率)の上限を85%から90%に引き上げ、英国は住宅ローンに関するストレステストの要件を緩和した。英国は、政府が成長促進政策を推進していることを受け、さらなる規制緩和を協議している。

ムーディーズは「規制緩和は今のところ緩やかで、短期的には住宅価格を下支えしているが、長期的には債務不履行や住宅ローン損失のリスクを高める可能性がある」と指摘。

「住宅ローンの長期的なリスクを増大させることから、住宅ローンの貸し手や住宅ローン担保証券の信用に対しマイナスとなる」とした。

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