米ＨＰ、通期利益見通し引き下げ 軟調なＰＣ市場と競争激化で

　米パソコン大手ＨＰは８月２８日、通期利益見通しを下方修正した。第４・四半期（８─１０月）利益見通しも市場予想を下回った。パソコン（ＰＣ）市場の不安定な需要や価格競争が背景。２０１９年１１月、ニューヨーク証券取引所で撮影（２０２４年　ロイター/Brendan McDermid）

Juby Babu

[２８日 ロイター] - 米パソコン大手ＨＰは２８日、通期利益見通しを下方修正した。第４・四半期（８─１０月）利益見通しも市場予想を下回った。パソコン（ＰＣ）市場の不安定な需要や価格競争が背景。

株価は引け後の時間外取引で３．７％下落した。

同社は２０２４会計年度の調整後１株利益見通しのレンジを３．３５─３．４５ドルとし、従来の３．３０─３．６０ドルから縮小させた。

ＬＳＥＧのデータによると、アナリストの予想平均は３．４５ドル。

ＨＰは第４・四半期の調整後１株利益が０．８９─０．９９ドルになると予想。中間値はアナリスト予想の０．９５ドルを下回った。

第３・四半期の売上高は前年同期比２．４％増の１３５億２０００万ドルで、アナリストの予想平均（１３３億８０００万ドル）を上回った。９四半期ぶりに増収となった。

同社はまた、自社株買いを１００億ドルに拡大した。