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中国のアフリカ諸国向け融資、昨年は16年以来初の増加

ロイター / 2024年8月29日 10時34分

中国の昨年のアフリカ諸国向け融資(承認ベース)は総額46億1000万ドルと前年から3倍余りも急増し、2016年以来初めて年間で増加したことが、ボストン大学グローバル開発政策センターが29日公表した研究報告で明らかになった。写真は2023年10月、香港で撮影(2024年 ロイター /Tyrone Siu)

Duncan Miriri

[ナイロビ 29日 ロイター] - 中国の昨年のアフリカ諸国向け融資(承認ベース)は総額46億1000万ドルと前年から3倍余りも急増し、2016年以来初めて年間で増加したことが、ボストン大学グローバル開発政策センターが29日公表した研究報告で明らかになった。

中国は習近平国家主席が掲げる広域経済圏構想「一帯一路」政策の下、アフリカ諸国向け融資が2012─18年に年間100億ドルを上回る水準を維持していたが、20年に新型コロナウイルスの感染拡大が始まると規模が縮小した。

報告によると、昨年の融資は半分強に相当する25億9000万ドルがアフリカ地域や各国の金融機関を対象としていた。「アフリカの金融機関に焦点を当てているのは、アフリカ諸国の債務問題に巻き込まれるのを避けるリスク軽減戦略である可能性が高い」という。

また、昨年は融資の10%が太陽光と水力発電の3つのプロジェクト向けとなっており、中国が融資対象を石炭火力発電から再生可能エネルギーへと切り替えようとしている様子も読み取れるという。

2000─23年の融資総額は1822億8000万ドルで、大半がエネルギー、運輸、ICT(情報通信技術)向けだった。

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