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午前の日経平均は反落、米エヌビディア決算受けハイテク株に売り

ロイター / 2024年8月29日 11時51分

 8月28日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比151円42銭安の3万8220円34銭と、反落した。写真は株価ボード。都内で2月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 29日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比151円42銭安の3万8220円34銭と、反落した。米エヌビディアの決算発表後、同社の株価が時間外取引で下落したことが重しとなり、ハイテク株が売られた。ただ、日経平均は次第に下げ渋るなど底堅さもみられた。

日経平均は前営業日比251円安と軟調にスタートした後、401円安の3万7970円20銭まで下落した。寄与度の高い半導体株が売られ、指数を押し下げた。一方、為替の円高進行が一服していることや、半導体株が下げ幅を縮小したことなどが支えとなり、日経平均は下げ渋る展開となった。前場後半にかけては、3万8200円を挟んでもみ合いが続いた。

エヌビディアは28日、第3・四半期(8─10月)の売上高が325億ドル(プラスマイナス2%)になると予想した。市場予想(317億7000万ドル)とほぼ一致する水準にとどまり、株価は引け後の時間外取引で6%下落した。

市場では「決算内容は合格点だったと思うが、株価反応としてはいったん材料出尽くし感で売りが出たようだ」(いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏)との指摘が聞かれた。一方、日米の企業決算が一巡し、マーケット参加者の関心は、日米の金融政策の動向や米国の経済指標に向かっているという。

目先の日経平均について及川氏は、「国内のマクロ指標や企業業績がしっかりしているので、今後大きく売られる可能性は低いのではないか」と指摘し、徐々に水準を切り上げていくとみている。

TOPIXは0.29%安の2684.40ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆6318億4600万円だった。東証33業種では、保険、海運、卸売など6業種が値上がり。証券、パルプ・紙、非鉄金属など27業種は値下がりした。

個別では、東京エレクトロンが1%超安、アドバンテストが小幅安、ソフトバンクグループが2%超安だった。指数寄与度の高いファーストリテイリングは小幅安。一方、保険株がしっかりで、SOMPOホールディングスが2%超高、T&Dホールディングスが1%超高だった。

主力のトヨタ自動車は小幅安。ニデックは4%超安と軟調だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり455銘柄(27%)に対し、値下がりが1124銘柄(68%)、変わらずが62銘柄(3%)だった。

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