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グーグル、ベトナムに大規模データセンター建設検討=関係者

ロイター / 2024年8月30日 7時25分

米アルファベット傘下のグーグルは、ベトナムに大容量のデータを保存する「ハイパースケールデータセンター」の建設を検討している。関係筋が明らかにした。写真はグーグルのロゴ。ラスベガスで1月撮影(2024年 ロイター/Steve Marcus)

Phuong Nguyen Francesco Guarascio

[ハノイ 29日 ロイター] - 米アルファベット子会社グーグルは、ベトナムで大規模なデータセンターの建設を検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

関係者の話では、グーグルが考えているのは、ベトナム南部の経済中心地であるホーチミン市の近くに「ハイパースケール」のデータセンターを立ち上げる計画。具体的な投資額や正式決定の時期はまだ明らかでないが、社内で協議が進められており、早ければ2027年中に稼働態勢が整う可能性がある。

ハイパースケールは、データセンターとして最大規模を意味し、通常ならば消費電力は1つの大都市に匹敵する。

今年不動産コンサルタントが公表したベトナムのデータセンターに関する報告書に掲載されたデータに基づくと、消費電力が50メガワット(MW)のデータセンターの建設費は3億─6億5000万ドルに上ってもおかしくないという。

関係者は、グーグルがベトナムでの大規模データセンターに動こうとしているのは、デジタル経済が発展を続ける同国内にクラウドサービスの大口顧客が存在するためで、傘下の動画投稿サービス「ユーチューブ」にとって同国が急成長市場になっていることも影響していると述べた。

現在ベトナムのデータセンター事業者最大手は国有企業2社。これまでベトナムは、電力不足やインターネット基盤の脆弱性などの問題から外国勢によるデータセンターなどデジタル関連投資が近隣諸国に比べて低調だったが、米IT大手として初となるグーグルの投資が実現すれば、ベトナム経済にとっても追い風となりそうだ。

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