ｉＰａｄ基本ソフト、ＥＵデジタル市場法の規制対象に

４月２９日、欧州委員会は、米アップルのタブレット端末「ｉＰａｄ」の基本ソフト（ＯＳ）をデジタル市場法（ＤＭＡ）の規制対象に指定したと発表した。写真は２０２２年３月にニューヨークのアップルストアで撮影（２０２４年　ロイター／Mike Segar）

Foo Yun Chee

[ブリュッセル ２９日 ロイター] - 欧州連合（ＥＵ）欧州委員会は２９日、米アップルのタブレット端末「ｉＰａｄ」の基本ソフト（ＯＳ）をデジタル市場法（ＤＭＡ）の規制対象に指定したと発表した。利用者総数は基準に達していないがビジネスユーザーにとって重要性が高いことを理由に挙げた。

同法は今年施行され、アップルやアルファベット傘下グーグル、マイクロソフト、アマゾン、メタ・プラットフォームズなどが展開する２２のサービスが規制対象となった。中国系短編動画投稿アプリ「ティックトック（ＴｉｋＴｏｋ）」も含まれた。

アップルのＯＳ「ｉＯＳ」やブラウザー「サファリ」、アプリ配信「アップストア」は昨年、規制対象に指定されていた。