午前の日経平均は反発、ハイテク株上昇 為替の円高一服も支え
ロイター / 2024年8月30日 12時8分
Hiroko Hamada
[東京 30日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比222円90銭高の3万8585円43銭と、反発した。為替の円高進行が一服していることが好感されたほか、ハイテク株の一角がしっかりで、相場を支えた。ただ、月末や週末を控えて積極的に上値を追う動きは限られた。
日経平均は前営業日比25円高と小幅高でスタートした後は、小幅安に転じるなど不安定な値動きとなった。ただ、電子部品関連や半導体株などが買われ、次第に上げ幅を拡大。前場中ごろに、一時247円高の3万8610円35銭まで上昇した。足元のドルは144円台後半と、円高進行が一服していることも投資家心理を支援した。
一方、買いが一巡すると2万8500円台でもみ合う展開が続き、一方的に上げ幅を広げる動きにはならなかった。
市場では「エヌビディアの決算という重要イベントを通過して、安心感から半導体株などに買い戻しが入ったようだ」(丸三証券の投資情報部長、丸田知宏氏)との受け止めが聞かれた。米アップルの新型iPhoneの発表が来月に見込まれる中、期待感で電子部品関連も買われたのではないか、という。
足元の日経平均は2週間ほど3万8000円を中心に持ち合いが続いている。丸田氏は「目先は上か下どちらかに動きそうな状況。商いが増えてくれば上に振れる可能性もあるだろう」と話した。
TOPIXは0.56%高の2708.08ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆7388億1800万円だった。東証33業種では、非鉄金属、海運、卸売など22業種が値上がり。小売、医薬品、精密機器など10業種は値下がりした。
個別では、TDKが4%高、太陽誘電、村田製作所がそれぞれ3%超高となり、電子部品関連が堅調だった。ソフトバンクグループ、アドバンテストがそれぞれ2%超高、東京エレクトロンは小幅高だった。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅高。
前日に株式売り出しを発表したテルモは2%超安。一方、前日に自社株買いを公表した三菱電機は2%超高となった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1035銘柄(62%)に対し、値下がりが560銘柄(34%)、変わらずが51銘柄(3%)だった。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1裏切られた気持ちでいっぱいです…月収25万円・65歳サラリーマン、毎年「ねんきん定期便」を必ずチェック、年金月19万円のはずが「初めての年金振込日」に知った衝撃事実に撃沈
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月15日 8時15分
-
2理想の体形や収入がいつまでも手に入らない理由 強い願いも「無意識」に打ち負かされてしまう
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時15分
-
3松屋が「本気のガチ中華」で投入した商品の"正体" 「中華一番」の作者も唸る「水煮牛肉」の実力
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時40分
-
4「馬上、枕上、厠上」がキャリア形成にも重要な理由 「1人になれる時間」は本来いくらでも存在する
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分
-
5悪質なデータ復旧事業者「レスキュー商法」の手口 多発する「納得できない作業結果と費用請求」
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください