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カナダ第2四半期GDP、2.1%増と予想上回る 9月利下げ観測は変わらず

ロイター / 2024年8月31日 1時27分

カナダ統計局が30日発表した2024年第2・四半期の実質国内総生産(GDP)は年率換算で前期比2.1%増だった。2023年1月撮影(2024年 ロイター/Mark Blinch)

Promit Mukherjee

[オタワ 30日 ロイター] - カナダ統計局が30日発表した2024年第2・四半期の実質国内総生産(GDP)は年率換算で前期比2.1%増だった。カナダ銀行(中央銀行)の予想(1.5%増)、アナリスト予想(1.6%増)をそれぞれ上回った。

第1・四半期のGDPは当初発表の1.7%増から1.8%増に上方修正された。

カナダ統計局によると、第2・四半期の成長は政府支出や企業投資、サービスへの支出増加によってけん引された。賃金上昇により政府支出が1.5%増加し、機械・設備投資は6.5%急増した。

ただ、一人当たりGDPは5四半期連続で縮小を続けている。

また、月次ベースでは5月の0.1%に続き6月も停滞。財(モノ)の生産部門の縮小が2023年12月以来で最大となったことを主因とする。

カナダ銀行(中央銀行)は来週9月4日の会合で3回連続となる利下げを決定するとの見方が大勢となっている。

金融市場は、来週の会合で25ベーシスポイント(bp)の追加利下げが行われる確率は80%とみており、データ発表前の77%から上昇。また、年内にさらに2回の追加利下げが実施されるとの見方を織り込んでいる。

BMOキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ダグ・ポーター氏は「カナダ銀行の観点からすると、これはほぼ中立的な内容であり、全体像に関して何か変化があるとは思わない」と述べた。

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