原油先物下落、年末で薄商い 米中の経済指標注視

　１２月３０日、アジア時間の原油先物は年末を控えた薄商いの中、下落した。写真はギリシャのアスプロピルゴスにある石油精製所。１１月撮影（２０２４　ロイター／Stelios Misinas）

Florence Tan

[シンガポール ３０日 ロイター] - ３０日アジア時間の原油先物は年末を控えた薄商いの中、下落した。市場関係者は週内に発表される米中の経済指標に注目している。

０１１１ＧＭＴ（日本時間午前１０時１１分）時点で、北海ブレント先物は０．０６ドル安の１バレル＝７４．１１ドル、取引がより活発な３月限は０．０６ドル安の７３．７３ドル。米ＷＴＩ先物は０．０８ドル安の７０．５２ドル。

両先物は先週、２０日までの週の米原油在庫が予想以上に減少したことや、来年の中国経済を巡る楽観的な見方に支えられて週間で約１．４％上昇していた。

市場は３１日発表の中国製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）や、米供給管理協会（ＩＳＭ）が１月３日に発表する景気指数を注視している。