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シリア暫定政府、ウクライナと戦略的パートナーシップ視野 外相会談

ロイター / 2024年12月30日 20時12分

 シリア暫定政府を主導する旧反体制派組織シャーム解放機構(HTS)の指導者ジャウラニ氏は30日、シビハ外相率いるウクライナ高官の代表団とダマスカスで会談した。シリア国営通信(SANA)が報じた。ダマスカスでの記者会見。30日撮影(2024年 ロイター/Khalil Ashawi)

[ダマスカス 30日 ロイター] - シリア暫定政府のシェイバニ外相は30日、ウクライナのシビハ外相とダマスカスで会談し、戦略的パートナーシップの構築を望むと述べた。ウクライナも、アサド政権崩壊でロシアの影響力が低下したシリアとの関係構築に動き、30日に暫定政府を主導する旧反体制派組織シャーム解放機構(HTS)の指導者アハマド・シャラア(通称ジャウラニ)とも会談した。

シェイバニ氏はシビハ氏に「ウクライナとは政治、経済、社会レベルで戦略的パートナーシップ、科学的なパートナーシップが築かれるだろう」と述べた。2011年からのシリア内戦とロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「シリア国民とウクライナ国民は同じ経験と苦しみを経験している」と指摘した。

シビハ外相は、食糧支援として送った小麦粉が31日にシリアに到着した後、さらなる支援食糧を送る予定だと述べた。

ゼレンスキー大統領は27日、国連世界食糧計画(WFP)と協力してシリアに対し食糧支援を実施するとし、第1弾として500トンの小麦粉がすでにシリアへ向かっていると述べていた。

ウクライナは、中東諸国に小麦やトウモロコシを輸出していたが、アサド政権時代にロシアから食糧を輸入していたシリアには輸出していなかった。

ロシアはアサド政権崩壊後の新体制の不透明感と支払い遅延を理由に、シリアへの穀物輸出を停止したと両国の関係者は今月、述べている。

ジャウラニ氏は今月、シリアとロシアの関係は共通の利益にかなうものであるべきだと述べた。29日のテレビインタビューでは、シリアとロシアが戦略的利益を共有していると述べ融和的な姿勢を示したが詳細には踏み込まなかった。

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