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米国株式市場=続落、歴史的な強気相場締めくくる

ロイター / 2025年1月1日 7時2分

米国株式市場は続落して取引を終えた。2021年1月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米国株式市場は続落して取引を終えた。人工知能(AI)ブームと連邦準備理事会(FRB)による3年半ぶりの利下げを背景に、米国株式市場は今年、記録的な高値を付けた。

ただこの日は、年始を控えた薄商いの中、主要3指数はマイナス圏で引けた。

AXSインベストメンツのグレッグ・バサック最高経営責任者(CEO)は、今週はサンタクロースラリーは起きなかったものの、投資家は2024年に株価上昇というギフトを受け取ったと指摘。「24年はAIブームとFRBの利下げ、堅調な米国経済という3つの要因により株価が大幅上昇した年だった」と総括した。

金融市場はFRBが来年、計約50ベーシスポイント(bp)の追加利下げを実施するとの見方を織り込む。同時に、割高なバリュエーションと、トランプ次期米大統領による税制・関税政策を巡る不確実性にも注目が集まる。

前出のバサック氏は「投資家はトランプ新政権の影響と、それが特定のセクターに及ぼす影響について慎重になるべきだ」との見方を示した。

年初来で、ハイテク銘柄中心のナスダック総合は28.6%、S&P総合500種は23.3%超、ダウ工業株30種は12.9%、それぞれ上昇。中でもS&Pは、1997─98年以来で最大の上昇率を記録した。

S&Pの主要11セクターのうち、通信サービス、情報技術、一般消費財が年間で29.1%─38.9%上げ、大幅な上昇率を記録。一方、ヘルスケア、不動産、エネルギーは1桁の上昇率にとどまった。素材は唯一の下落セクターとなった。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.3対1の比率で上回った。一方、ナスダックでは1.16対1で値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回った。

米取引所の合算出来高は145億9000万株。直近20営業日の平均は148億1000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 42544.22 -29.51 -0.07 42636.70 42779.69 42421.2

9

前営業日終値 42573.73

ナスダック総合 19310.79 -175.99 -0.90 19551.36 19563.72 19283.4

1

前営業日終値 19486.79

S&P総合500種 5881.63 -25.31 -0.43 5919.74 5929.74 5868.86

前営業日終値 5906.94

ダウ輸送株20種 15895.75 +8.96 +0.06

ダウ公共株15種 982.74 -0.66 -0.07

フィラデルフィア半導体 4979.93 -46.57 -0.93

VIX指数 17.45 +0.05 +0.29

S&P一般消費財 1831.16 -18.15 -0.98

S&P素材 529.77 +1.87 +0.36

S&P工業 1115.65 -1.52 -0.14

S&P主要消費財 853.65 +1.12 +0.13

S&P金融 804.44 +0.57 +0.07

S&P不動産 255.92 +1.92 +0.76

S&Pエネルギー 654.85 +8.73 +1.35

S&Pヘルスケア 1604.75 +3.79 +0.24

S&P通信サービス 341.66 -2.51 -0.73

S&P情報技術 4609.52 -48.43 -1.04

S&P公益事業 384.95 -0.47 -0.12

NYSE出来高 9.34億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39485 - 505 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 39390 - 600 大阪比

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