【震災30年】地震発生時刻に黙祷 神戸・東遊園地に約5000人が足運ぶ 「骨は片手にのるほど…」「区切りつけるため」 震災経験者とともに歩んだ神戸の街
ABCニュース / 2025年1月17日 9時6分
6434人が亡くなった阪神淡路大震災からきょうで30年です。
神戸市では、地震が発生した時刻に黙祷が行われました。
追悼行事が開かれた神戸市の「東遊園地」には早朝から多くの人が集まり、灯籠に火をともして「よりそう」という文字がかたどられました。
震災を経験した人が少なくなっていく中でも、被災した方々に寄り添い続けたいという思い。
そして、おなじく復興の最中にある能登、東北、熊本、様々な被災地に寄り添いたい。
そんな思いが込められているといいます。
今朝の最低気温は4.8℃でしたが、30年前の今日はさらに強い冷え込みで、最低気温は1度台でした。
会場には、様々な立場の方が足を運んでいます。
(母と妹を亡くした男性)
「(母と妹は)焼け死んで骨だけになって。自衛隊の人が骨を集めてくれたけど、片手にのるほどしかなかった」
(いとこを亡くした男性)
「10年、20年、30年の節目に区切りをつけるため来ている。」
(父親が被災した大学生)
「いままで一回も来た事がなかったので、被害が大きかった神戸を直接見てみたいと思い来た」。
主催者によると、午前5時46分の時点で集まった人の数は約5000人で、5時時点ですでに会場に入りきらないような状態でした。
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